「グエムル 漢江の怪物」は2006年のパニックホラー映画です。
「パラサイト 半地下の家族」で世界に名をはせたポン・ジュノ監督が注目をあび始めた頃の作品です。
ポン・ジュノ監督とソン・ガンホは、「殺人の追憶」で初めてタッグを組み、それ以降本作を含め「スノーピアサー」「パラサイト 半地下の家族」で名作を生み出しています。
「スノーピアサー」はこちらでチェックできます!

「モンスター映画と言えば」「クリーチャー好きなら見るべき映画」で必ず挙がってくる映画である「グエムル 漢江の怪物」。
ブサイクで秩序ないクリーチャーですが、そのスピード感と残虐性はさすがの韓国映画!
並行して描かれる主人公(さらわれた女の子の父親)、その娘(グエムルにさらわれた優しい少女)の関係性や心理的な距離と愛情が痛々しく伝わってきます。

韓国映画って、容赦ない描写が多いので恐怖も感動も
すごく面白いのに、心に響きすぎて観るのが辛くなる映画が多いです。
韓国製のガチホラーもあります。


映画【グエムル 漢江の怪物】を配信しているVOD一覧
2025年3月現在、「グエムル 漢江の怪物」を配信しているVODサービスは下記の通りです。
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映画【グエムル 漢江の怪物】のクレジット
スタッフ
監督 ポン・ジュノ
脚本 ポン・ジュノ
製作 チョ・ヨンベ
キャスト
パク・カンドゥ ソン・ガンホ
パク・ヒボン ピョン・ヒボン
パク・ナミル パク・ヘイル
パク・ナムジュ ペ・ドゥナ
パク・ヒョンソ コ・アソン
怪物の声 オ・ダルス
セジン イ・ジェウン
セジュ イ・ドンホ
【グエムル 漢江の怪物】あらすじ
2000年の韓国、漢江。ある科学研究所で医師が誤ってホルムアルデヒドを下水道に流してしまった。
その量は多大で、医師は環境汚染を恐れたが権力のあるアメリカ人に隠ぺいを命じられ何もできなかった。
2年後、漢江のほとりは長い土手と緑が豊かで、屋台やピクニックなどでくつろぐ人の多い場所だった。
その土手で一族で屋台商売をするカンドゥ。
カンドゥはシングルファザーだが、老いた父・母とともに13歳の娘ヒョンソを育てていた。
いい加減で頭が悪く、酒ばかり飲んでいるカンドゥは娘にさえも世話をやかれるほど。
良く晴れた日、いつも通り川べりで飲食する客に適当な仕事をするカンドゥ。
川から突然象のような大きさで、魚によく似た化け物が現れる。
化け物は突如川べりでくつろぐ人々を食い散らかし、あたりはパニックに。
化け物は見た目以上に素早く、逃げまどう人々は次々と食い破られ、キャンピングカーに逃げた集団に化け物は突っ込み、キャンピングカーからは血があふれ出す。
カンドゥは異常事態にパニックになりながらも必死に娘の腕をつかんで逃げようとする。
足がもつれ転びながらも娘の手を必死につかんでいたカンドゥだが、後ろを振り返ると、カンドゥがつかんでいるのは見知らぬ女性の腕。
呆然とするカンドゥのその先で、立ち尽くす娘は化け物の尻尾にからめとられあっという間に川の底へ連れていかれてしまった。
絶叫するカンドゥだがどうすることもできず、家族とともに政府に連れていかれてします。
化け物に襲われた人々やその遺族が集められ、カンドゥはそこで自分の妹(アーチェリー選手)や弟と合流する。
政府によると、化け物との接触のある人間はウィルスに感染している可能性があるため、病院に収容するとのことだった。
娘を失ったカンドゥは病院のベッドで悲しみに暮れていたが、深夜カンドゥの携帯に娘からの着信が。
娘によると、化け物に下水道に連れてこられ閉じ込められているとのこと。逃げ出そうにも化け物が近くにいて動けないらしい。
カンドゥは病院関係者などに娘がとらわれていることを訴えるが相手にされず、家族とともに病院を抜け出す。
カンドゥたちは、ヒョンソを救うため下水道へ潜入を試みるが…。
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【グエムル 漢江の怪物】ネタバレ感想と考察|


ポン・ジュノ監督にハッピーエンドなし|コメディ要素多くてもラストが辛い
クリーチャーのインパクトが際立つ、名匠ポン・ジュノ監督のパニックホラーです。
ポン・ジュノ監督と切り離せない存在感のソン・ガンホが、本作ではダメ男を演じきっています。
終始シリアスな雰囲気でありながら、コメディシーンがしっかり入っているのも若干意外です。
でもポン・ジュノ監督ってどうやってもハッピーエンドは作らないようですね…。
クリーチャー出現
⇒政府は隠そうとするけど主人公たち脱出
⇒クリーチャーに主人公一家が立ち向かう
⇒犠牲者を出しながらもなんとかクリーチャーを撃退
⇒クリーチャーの腹から助け出した娘はすでに絶命
ラストシーンは、主人公の娘が守ろうとした少年と、寒空の下主人公が食事にがっつくという、なんとなく心の整理がつかない終わり方。
娘の死をいたみながら、娘が守ろうとした命を育てようとする、といったところでしょうか。



本作はコメディ強めといったレビューも多いのですが、
私はグエムルの凶暴さ、娘のもがき、父親の絶望と葛藤の印象がすごく強いです。これも監督のなせる技でしょうか…。
グエムルのクリーチャーとしての姿にも賛否両論。
意外に小さくて怖くない、とか、造形も動きもイマイチ、などなど、残念ながら高い評価とはいいがたいようです。
でもそのスピード感やインパクト、残虐性は、中学生くらいまでだとトラウマになりそうな怖さです。
20年近く経つ現在見ても、グエムルの魚を思わせる動き、陸上で走る姿と水中での動きの違いなど、細部まで非常によく練りこまれたクリーチャーであること間違いなしです。
そこにスピードが加わっているので、冒頭で登場したときのインパクトと恐怖は、必ず記憶に残りそうなほど。
スピード感ならこちらのゾンビもなかなかです。


考察|アメリカへの風刺|実際の事件に基づくストーリー


グエムルは、実際にアメリカ軍により漢江に有害物質が流された事件をもとにしています。
冒頭から有害物質による生物の異変を理解させる描写がしっかりあるので、陳腐なほどに風刺が分かりやすい映画です。
監督自身も反米の描写については解説しているそうです。
風刺の映画は数あれど、クリーチャー映画でコメディホラーに仕上げているのはなかなか珍しいです。
冒頭からアメリカへのネガティブを感じますが、ストーリーが進むにつれ政府がいかに無能で国民のことを考えていないかも描かれています。
娘が窮地にあることを訴えてもまったく動かない政府や警察に、主人公は娘を救うためには政府に従ってはいられない、と病院を抜け出します。
なんだか風刺が分かりやすすぎて安心感もありますが、映画好きだと肩透かしをくらう可能性も大きいはず。



アメリカに対しても自国政府に対しても、風刺が分かりやすすぎる映画です。
でも中高生が、「家族とは」「正義とは」「環境汚染とは」を学ぶにはとても分かりやすくてインパクトもあるので、ホラー要素が平気ならとてもおすすめです。
中高生おすすめ、分かりやすくてワクワクするホラーはこちら。


まとめ|クリーチャー好きならチェック必須の登竜門
「グエムル 漢江の怪物」は「クリーチャー映画と言えば」の代表作のひとつです。
内容の深さ浅さは人によりかなり感想が異なりますが、近年のクリーチャー映画では必ず挙がる一作なので、一度は見ておいて損はありません。
中高生向けだと思いますが、クリーチャー大好きな私は無心に見れました。
そして結構心に刺さって悲しかった印象の強い映画です。
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