「ヘレディタリー/継承」はは、2018年公開の映画。
2000年以降の「最も怖いホラー映画」には必ずこの映画の名前が挙がります。
ホラー映画好きには絶対見てほしい、ストーリーも映像も人間も、何もかもが怖い映画。
心理・宗教・家族の歪みを描いた傑作です。
監督は「ミッドサマー」も手掛けたアリ・アスター。
「ヘレディタリー/継承」も「ミッドサマー」も映画ファンや批評家に絶賛されるホラー映画です。

アリ・アスターの作品は、見ている自分が狂気に飲み込まれていく気がしてくるんです…。
主演のトニ・コレットの狂気あふれる演技。
それ以上に不気味さをはなつ、娘役のミリー・シャピロが秀逸。
ミリー・シャピロは、先天的な病気による個性的な容姿をこの映画ではあえて不気味に仕立てていることで、精神的な恐怖がとても際立つ作品に仕上がりました。



彼女の日常行動にも恐怖を感じるのですが、事故で首がもげたシーンからは、その彼女の日常生活が幽霊のようにのしかかってくる感じがするんです…
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映画【ヘレディタリー/継承】のクレジット
スタッフ
監督 アリ・アスター
脚本 アリ・アスター
製作 ケヴィン・フレイクス、ラース・クヌードセン、バディ・パトリック
製作総指揮 ライアン・クレストン、ジョナサン・ガードナー、トニ・コレット、ガブリエル・バーン
キャスト
トニ・コレット
アレックス・ウルフ
ミリー・シャピロ
アン・ダウド
ガブリエル・バーン
【ヘレディタリー/継承】あらすじ
プロローグ
ミニチュア模型アーティストのアニー・グラハムは、長年疎遠であった母エレンが亡くなったことをきっかけにグループ・カウンセリングに参加するようになる。
アニーはカウンセリングの席で、母が解離性同一性障害を発症していたこと、父が統合失調症で餓死したこと、兄が極度な被害妄想が原因で自殺したことを語る。そして、自身も夢遊病に悩まされていることを告白する。彼女は先天性遺伝による精神疾患が、いずれは自分の子ども達にも発現することを心配していたのだ。
序盤
アニーの息子のピーター(16歳)は友人宅のパーティーに行くため、学校のイベントに参加すると嘘をついて母の車を借りようとしたが、アニーは妹のチャーリー(13歳)も一緒に連れて行くよう強制する。パーティーで一人きりにされてしまったチャーリーは、ナッツ入りのケーキを食べアレルギー発作を起こしてしまう。
ピーターは妹を病院に運ぶため、車で夜道を無謀なスピードで疾走する。呼吸困難にもがき苦しむチャーリーが車の窓を開け顔を出したその時、ピーターが路上にあった動物の死骸を避けるためハンドルを切ったことから、道路脇の電柱とチャーリーの頭部が激突してしまう。
ピーターはショック状態になり、誰にも事態を報告できないまま、自宅の寝室に戻る。その翌日、頭部のないチャーリーの死体を発見した母の、悲壮な叫び声が響き渡る。
チャーリーの死をきっかけにアニーとピーターは険悪な関係になってしまい、夫のスティーブは必死になって二人の関係の修繕しようとする。
悲しみに沈むアニーは、グループ・カウンセリングで知りあったジョーンという老女と仲よくなり、ある日彼女の自宅に招かれ交霊会の儀式に参加する。そこでの体験を経て、アニーは交霊の儀式が本物であると信じ、チャーリーのスケッチブックを使い、自分も交霊の儀式を行い娘と交信しようと試みる。
真夜中、アニーは夫と息子を起こすと交霊会に参加するよう強く説得する。交信は一旦成功するが、スティーブによって儀式は中断される。以降、ピーターは妹の幻覚を見たり、アニーに殺される悪夢にうなされるなど少しずつ精神が病んでいく。チャーリーが悪霊になったのではないかと疑うアニーは、息子の身の危険を感じ、チャーリーのスケッチブックを暖炉で燃やそうとするが、その燃え方と同調するように自分の手も炎に包まれて驚く。「スケッチブックを燃やすと自分も燃える」というルールを知ったアニーは、スケッチブックの処分をあきらめる。
さらにアニーは、自宅の屋根裏部屋で母の首のない腐乱死体を発見する。母の遺品を調べると、そこにはカルト教団のリーダーであった生前の母とジョーンの姿が映った写真が何枚もあり、「ペイモン」と呼ばれる悪魔について書かれた本を発見する。本にはペイモンが男性の肉体に取り憑くことを望み、その見返りに富をもたらすことが記されてあった。
アニーはスティーブに屋根裏のエレンの死体を見せ、悪魔崇拝のカルトの実態を説明しようとするが、スティーブは夢遊病持ちのアニーがエレンの死体を墓から掘り返して屋根裏に遺棄したのだと思い込み、取り合わない。絶望したアニーは、自分も焼け死ぬ覚悟で再度スケッチブックを暖炉に捨てるが、今度はアニーではなく、スティーブの体が炎に包まれていた。それを目にしたアニーの精神は完全に崩壊し、絶望の慟哭を上げるが直後に彼女は何かに憑依される。
眠っていたピーターが目を覚ますと、庭の木に据え付けられたツリーハウスの明かりが点灯していた。不審に思ったピーターが階下に降りると、暖炉の前でスティーブの焼死体を発見する。続いてなにかに憑依され、天井を這って移動するアニーと、全裸に不気味な化粧を施した見ず知らずの男を見て、ピーターは逃げ出す。
襲いかかってくるアニーを振り切って屋根裏部屋へと逃げ込み、なんとか落ち着こうとするもカルト教団の儀式の痕跡を見つける。不気味な物音に目を上げると、天井近くに浮揚するアニーがピアノ線で自らの首を切断し始めていた。目を疑う光景に唖然としているところにいつの間にか全裸のカルト教団メンバーがたたずんでいるのを見てピーターはパニックに陥り、窓から外へ飛び出して地面に落下。失神する。
弱ったピーターの体に、アニーの肉体に入った光が憑依すると、ピーターは目覚める。彼が周囲を見るとツリーハウスに頭のないアニーの死体が浮遊しながら入っていくのを見る。庭にいるカルト教団員に見守られながら、ピーターもツリーハウスの中に入っていく。そこにはジョーンと他のカルト教団員が集まっており、チャーリーの頭部が飾りつけられた像が祀られ、その前には首のないエレンとアニーがひれ伏していた。ジョーンはピーターに王冠を被せてピーターを「チャーリー」と呼び、悪魔ペイモンの復活を祝うのであった。
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チャーリーの死が導くものの正体|家族を蝕む宗教
チャーリーの死亡シーンは、あまりにも衝撃的でトラウマ必至。
アレルギー発作により車内で呼吸困難になるチャーリーと、運転しながらパニックになるピーター。
母親に強制されて妹チャーリーをパーティーに連れて来たものの、目を離したすきにチャーリーはアレルギーのナッツを食べて発作を起こし、ピーターは必死で病院に連れいてく途中でした。
ピーターの運転ミスにより、苦しくて窓から身を乗り出していたチャーリーは電柱に激突。
車内のパニックは突如、耳がキーンとなるほどの静寂に変わります。
後部座席で事故が起こったことは分かっているのに、決して後部座席を振り返らないピーター。
その静寂が何よりも恐怖を掻き立てます。
そっと家に帰りつき、ピーターは放心状態のままベッドに入ってしまいます。



静寂と恐怖で見ている方までショック状態になってしまい、翌朝の母アニーの絶叫が響き渡るまで、気持ちが迷子の状態でした。。
実はチャーリーの死は単なるショックの大きいストーリーではなく、「体を乗っ取る=継承する」という本作の主題を裏付けているんです。
中盤からゴリゴリの宗教色を出してくる映画なので、個々人が宗教に乗っ取られて人格が変わっていきます。
首がもげて死んだチャーリーが、人格が入れ替わっているピーターにひれ伏している姿は、宗教の儀式そのもの。
家族の愛がありそうでない、絆を感じられそうでどこにもない、常軌を逸したカルト宗教の
母と娘の“受け継がれる呪い”と感情の連鎖
映画冒頭から漂う不穏な空気。
祖母エレンが亡くなったグラハム家。
母の死をきっかけに主人公アニーと娘チャーリーの関係には、愛憎だけではない緊張感や違和感が日々ふくれあがっていき、徐々に血縁にまつわる呪いのようなものが明らかになっていきます。
中盤あたりまでアニーが病んでいるだけにも思えますが、宗教めいた陰謀が妄想の域を出始めると、一気に現実で恐ろしいことが起き始めます。
屋根裏に移されている母の死体、チャーリーの日記を燃やした瞬間に一緒に焼かれてしまうスティーブ。
アニーの家系には統合失調症や解離性障害のような描写があり、「遺伝的な精神疾患」と「オカルト的な血筋」が絶妙に絡み合い、異常な家族作られてきたんであろう、と想像させられます。
本作はただ怖いのではなく、「家族という閉鎖空間の中で何かがおかしくなっていく様子」が描かれています。
本来もっとも安心できるはずの家族が恐怖の根源であることも、逃げたくても逃げられない家族が狂っていくことも、リアルな恐ろしさが満載です。


まとめ|人間の不気味さと狂気を描いた映画
よくあるホラー映画ではありません。
人間が潜在意識で感じる恐怖や嫌悪感や不気味さを、絶妙に描き出していて2度見ができなくなる映画です。
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