2019年にリブート作品として同名映画が発表されていますが、オリジナルはギレルモ・デル・トロ監督の本作です。
アメコミを映画化し新しいダークヒーローを描いたデル・トロの世界観が話題を呼びました。
ストーリーに登場する地獄のモンスターの数々は個性的なものばかり。
クリーチャー好きなら一度見たらやみつきです!
ギレルモ・デル・トロは、幼少期から物語の世界観やクリーチャーに影響を受け、若かりし頃から特殊メイクを経験して映画監督になったという、「鬼才」を作るのに納得できる経歴の持ち主です。
数多くの魅力的な作品の中でもヘルボーイは、デル・トロのクリーチャーを満喫できる代表作と言えるはず。
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映画【ヘルボーイ(2004)】の作品概要とあらすじ
作品概要 | 詳細 |
---|---|
製作年 | 2004年 |
映画ジャンル | アクション、SF、ヒーロー |
監督 | ギレルモ・デル・トロ |
製作総指揮 | パトリック・J・パーマー |
特殊メイク | リック・ベイカー |
原作 | マイク・ミニョーラ『ヘルボーイ』 |
キャスト | ヘルボーイ 演 – ロン・パールマン トレヴァー・ブルーム・ブルッテンホルム教授 演 – ジョン・ハート エリザベス・シャーマン 演 – セルマ・ブレア エイブ・サピエン 演 – ダグ・ジョーンズ ジョン・マイヤーズ 演 – ルパート・エヴァンス トム・マニング 演 – ジェフリー・タンバー グリゴリ・エフェモビッチ・ラスプーチン 演 – カレル・ローデン カール・ルプレクト・クロエネン 演 – ラディスラヴ・ベラン イルザ・ハウプシュタイン 演 – ブリジット・ホドソン |
1944年のスコットランド、負け戦に臨むナチス軍は妖術を使って逆転を狙っていました。
超常現象研究家であるブルーム教授は、アメリカ軍とともにナチスに占領されているトランダム大修道院を調べるためにやってきていました。
この大修道院は現世と冥界の境界線上に建てられていると言われていました。
そこにナチスでも随一の殺し屋クロエネンがいることを、アメリカ軍もブルーム教授も遠目に確認して緊張が走ります。
さらにクロエネンのそばには狂僧ラスプーチンとその側近で愛人でもあるイルサが控えており、彼らは七つの首の竜神「オグドル・ヤハド」を呼び起こしてアメリカ軍を滅ぼそうとしていました。
ラスプーチンは右手に機会を装着して呪文を唱え始めると、冥界への扉が開き始めます。
周辺は光の輪に囲われ異空間につながっているかのような巨大な穴が現れ、その穴の奥には巨大な生き物のような何かが見えましたが、ブルーム博士はそれを阻止しようと爆弾を穴に投げ込みました。
クロエネンはその爆弾を捕まえようとしましたが届かず、爆風で吹き飛ばされ冥界の扉は制御がきかなくなってしまいます。
周辺のナチス兵たちはアメリカ兵が隠れていることに気づき攻撃を始めるものの、幾人もの兵士が冥界の穴に吸い込まれていき、ラスプーチン自身も抵抗むなしく穴に飲み込まれてしまいます。
やがてその「扉」のような穴は消滅しますが、扉が開いていた時間が長いため「何か」が現世に出てきているに違いないとブルーム教授が言いアメリカ軍たちは周辺を捜索します。
すると、爆風に巻き込まれて死んでいたと思われたクロエネンの死体が消えていました。
捜索するアメリカ兵たちの周辺に赤い猿のような生き物が見え隠れしたのでブルーム教授がチョコバーを出してそれを誘い出し、毛布に包んで保護します。
ブルーム教授の腕の中にいる真っ赤な生き物は「ヘルボーイ」と名付けられたのでした。
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映画【ヘルボーイ(2004)】のネタバレ感想
個性豊かなキャラクターやクリーチャーたち
主人公もその仲間も、そして敵までも、デル・トロならではな個性的なキャラクターがやみつきになりそうな本作。
アメコミ原作の映画ですが、キャラクターの造形の深さはデル・トロのこだわりが詰まっています。
ヘルボーイ他、特殊能力をもった人物やクリーチャーを紹介します。
ヘルボーイ:真の名前はアヌン・ウン・ラーマという、冥界で生まれた悪魔。
全身の皮膚が赤く、もともと頭には牛のような長い角が生えているが、人間界で暮らすため短く折った状態を維持している。
育ての親であるブルーム教授には頭が上がらず、人間は信じていないが教授だけは愛し慕っている。
根は優しくて寂しがりやで猫が好き、リズに片思いしている。
ブルーム教授:若いころから超常現象研究者として大統領も見初めるほどの能力を発揮していた。
ラスプーチン退治のときに、冥界から現世に迷い出てしまったヘルボーイを救い育ててきた。
癌にかかり余命わずか。
エリザベス・シャーマン(リズ):発火能力を持っており、超常現象調査局でその能力を活かして働いている。
怒りなどの感情のたかぶりにより爆発的な炎を引き起こすが、炎を操るのに苦労し精神科病院で情緒を安定させようとしていた。
エイブ・サピエン:半魚人で超常現象調査局の一員だが、戦闘能力はほぼなし。
特殊な脳構造により人の心を読み取ったり、未来を見たりできる。
ラスプーチン:歴史に名を遺す、ロマノフ朝時代の怪僧。
魔術を使って悪魔や魔物をよみがえらせ、自身も魔術により何度でもよみがえっている。冥界の扉を開くためにヘルボーイを悪魔に戻そうとしている。
クロエネン:ドイツのトゥーレ協会というオカルト結社の会長。いつも覆面をかぶっているが、中身は人としての姿はほぼなく、体中切りつけられた痕があり皮膚も血も乾ききり瞼は切り取られている。
ナチス随一の暗殺者でラスプーチンに仕えている。
サマエル:ラスプーチンがよみがえらせた魔物。
強靭で重そうな体でありながらも動きは素早く、あらゆるものを爪で引き裂き、おそるべき腕力でたたきつぶす。
カメレオンのように長く伸びる舌は対象物に巻き付くと、締め上げ毒を注入し、ときに卵を産み付けることも。死んでもその体からは2頭分の魂が生まれるので、いくら倒しても量産されていくだけ。
半魚人エイブは同監督作品である「シェイプ・オブ・ウォーター」の半魚人とよく似ているのも、デル・トロのクリーチャーへのこだわりかもしれません。
エイブを演じるダグ・ジョーンズは、デル・トロ作品ではクリーチャー役の常連と言っても過言ではなく、前述の「シェイプ・オブ・ウォーター」の半魚人も彼ですし、「パンズ・ラビリンス」の衝撃的なクリーチャー「パン」「ペイルマン」も彼なんです。
敵であるクロエネンやサマエルも、その不気味さや動きなど、随所にこだわりが感じられるのもまた、デル・トロ作品の楽しさです。
細やかなキャラクター設定があるからこその造形の深さは一見の価値ありです!
みどころ②オカルト要素ありなストーリーにワクワク
ヘルボーイらが所属する超常現象調査局は、世間に隠された存在でありながら「魔物や悪魔など未知の存在に挑むという設定は「メン・イン・ブラック」を彷彿とさせます。
秘密の存在というだけでワクワク感がそそられるのですが、本作は実在した非人間的な伝説のある人物や秘密結社を取り上げているため、より好奇心を掻き立てられてしまいます。
アメコミならではなアクション好きの方も、ちょっとオカルトチックなミステリーにワクワクする方も、ホラーっぽい怖めな映画が好きな方も、幅広く楽しめるのがまた魅力です。
そしてちょっとしたロマンスもあり。
発火能力を持つリズにずっと片思いしているヘルボーイと、超常現象調査局に新入りでやってきた若手捜査官マイヤーズの三角関係は見ものです。
でもラストには力を持つ者・持たない者の苦しみも絆も、それぞれが描かれていて胸が切なくなってしまいます。
映画【ヘルボーイ(2004)】の考察|本当に大切なもの
デル・トロ作品にはいつも深いメッセージが込められているものばかり。
ヘルボーイは、そのモンスターのような見た目にも関わらず、寂しがり屋で目立ちたがり屋。
隠れて人類を救う姿を世間に知ってほしいと願っています。
しかし、いざ世間に登場できたときには、その見た目の恐ろしさ故に市民からバッシングをくらってしまい、ヘルボーイは大きなショックを受けてしまいます。
それでも、彼を受け止め愛してくれる仲間の存在に救われ、本当に大切なものが何かを見つめなおしていく。
概要だけ書くときれいごとですが、作中ではヘルボーイの心中や、周囲の人間の葛藤が深く描かれており誰しもが共感できるストーリーに仕上がっています。
ヘルボーイの主演をつとめる俳優ロン・パールマンはデル・トロ作品の一番の常連俳優です。
個性的な外見なのに繊細な演技なので、不思議と目を離せず共感してしまいます。
ハリウッド俳優・女優は見た目うるわしい人ばかりですが、そこにとらわれず、デル・トロのメッセージを体現してくれるロン・パールマンが常連であることが、デル・トロの審美眼なのかもしれません。
見た目重視の世の中で、本当に大事なものを見極める力を持てずに生きている私たちへのメッセージが込められた名作です。
ネタバレあり!ストーリー全貌を見たい方はこちら
ここからはストーリー全貌を紹介します。
「これから映画を見たいから結末はまだ知りたくない!」という方はご注意ください!
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【プロローグ】
1944年のスコットランド、負け戦に臨むナチス軍は妖術を使って逆転を狙っていました。
超常現象研究家であるブルーム教授は、アメリカ軍とともにナチスに占領されているトランダム大修道院を調べるためにやってきていました。
この大修道院は現世と冥界の境界線上に建てられていると言われていました。
そこにナチスでも随一の殺し屋クロエネンがいることを、アメリカ軍もブルーム教授も遠目に確認して緊張が走ります。
さらにクロエネンのそばには狂僧ラスプーチンとその側近で愛人でもあるイルサが控えており、彼らは七つの首の竜神「オグドル・ヤハド」を呼び起こしてアメリカ軍を滅ぼそうとしていました。
ラスプーチンは右手に機会を装着して呪文を唱え始めると、冥界への扉が開き始めます。
周辺は光の輪に囲われ異空間につながっているかのような巨大な穴が現れ、その穴の奥には巨大な生き物のような何かが見えましたが、ブルーム博士はそれを阻止しようと爆弾を穴に投げ込みました。
クロエネンはその爆弾を捕まえようとしましたが届かず、爆風で吹き飛ばされ冥界の扉は制御がきかなくなってしまいます。
周辺のナチス兵たちはアメリカ兵が隠れていることに気づき攻撃を始めるものの、幾人もの兵士が冥界の穴に吸い込まれていき、ラスプーチン自身も抵抗むなしく穴に飲み込まれてしまいます。
やがてその「扉」のような穴は消滅しますが、扉が開いていた時間が長いため「何か」が現世に出てきているに違いないとブルーム教授が言いアメリカ軍たちは周辺を捜索します。
すると、爆風に巻き込まれて死んでいたと思われたクロエネンの死体が消えていました。
捜索するアメリカ兵たちの周辺に赤い猿のような生き物が見え隠れしたのでブルーム教授がチョコバーを出してそれを誘い出し、毛布に包んで保護します。
ブルーム教授の腕の中にいる真っ赤な生き物は「ヘルボーイ」と名付けられたのでした。
【前半】
現代、深い吹雪の中を進む一行。
その中にはラスプーチンの側近イルサがおり、彼らは雪に埋もれた遺跡に入って生贄を捧げて冥界の穴に飲み込まれたラスプーチンを呼び覚ますのでした。
一方、ニューヨークのある病院で老人になったブルーム教授が癌についての説明を受けており、ブルーム教授は癌にかかって余命も決まっているのでした。
老人が超常現象調査局に帰ろうとする頃、新卒のジョン・マイヤーズが初めて超常現象調査局を訪問しようとしています。
彼は新卒で超常現象調査局に就職したものの、超常現象調査局があるはずの場所は「廃棄物処理場」で戸惑っていましたが、面倒な本人確認を経てなんとか地下に降りていくのでした。
地下に降りるとマイヤーズの目の前には大きな水槽があり、その中にはすらりとした半魚人が優雅に泳いでいます。
半魚人に見入るマイヤーズの後ろからブルーム教授が、彼は「エイブ」という名で腐った卵が大好きであることを説明し、ロビーに書いてあった「光なきところ闇が広がる。夜には奇怪な者が現れる」という言葉について「それらと戦うのが我々の仕事だ」と彼に伝えます。
ブルーム教授は館内を案内しながら、ヒトラーの凶行によりアメリカ政府がこの超常現象調査局を設立したことを説明し、ある頑丈な扉の前でチョコバーをマイヤーズに渡して去ってしまいました。
扉の前にいた捜査官が、マイヤーズに「奴は外出禁止だから、今は教授に会えないのさ」と言い厚い扉を開きます。
マイヤーズが首をかしげながら扉の中に歩みを進めます。
そばにいた捜査官が「奴の食事は1日6回、友達は猫だけ、お前に奴の面倒を見てもらう」とマイヤーズに伝えます。
マイヤーズの前には見上げるような真っ赤な体の大男がダンベルでトレーニング中でした。
マイヤーズは彼を見つめて「実在するんだ」と感動していますが、ヘルボーイは世話役などいらないと彼をつっぱねます。
ヘルボーイは「父さん(教授)はまだ怒っているのか。彼女に会いたくて外出禁止令を破っちまった」と少しシュンとしていましたが、そこに緊急事態発生の放送が入り、マイヤーズとともに化け物退治に出発します。
マッケン資料館前には警察やメディアが押し寄せ大騒ぎ。
そこに1台のゴミ収集車が到着します。
中にはマイヤーズやエイブ、ヘルボーイが控えており、資料館内に何者かが侵入し魔よけの像を破壊して封印されていた魔物をよみがえらせたと説明を聞きます。
資料館の中にはブルーム教授が待っており、バチカンのアビニョン書にある魔物がよみがえったこと、その魔物に何人かの守衛がすでに殺されていることを告げます。
エイブは部屋の外で魔物が何なのかを調べ、ヘルボーイは魔物がいる部屋の扉をそっと開け中に踏み込んでいきます。
部屋には守衛の死体が散らばっており、天井の上に巨大な魚の頭を持ったような化け物がいました。
エイブが通信で「それは死の天使サマエルだ」とヘルボーイに告げ、ヘルボーイは聖水をこめた弾丸でサマエルを撃ち抜きます。
簡単に仕留めたと油断するヘルボーイですが、サマエルの死体がありません。
再びエイブから通信が入り「サマエルは黄泉がえりする。何度殺してもよみがえり、退治の方法が載っていない」と。
困惑するヘルボーイの背後にサマエルが現れ彼を資料館の外に殴り飛ばしてしまいました。
そのまま外へ逃げ出すサマエル。
なんとか立ち上がったヘルボーイの目の前に男が立っており、「お前の父親は私だ」と静かに言います。
ヘルボーイが馬鹿にして銃を向けるも男は消えていました。
そのときサマエルの舌が伸びてきてヘルボーイの腕に巻き付き、焼き付け溶かすように締め上げましたが、マイヤーズがサマエルを撃ち、舌から解放されます。
ヘルボーイは腕を負傷しながらもマイヤーズの協力でサマエルに銃弾を撃ち込みますが、サマエルは地下鉄に逃げ込み、地下鉄電車をすり抜けながらヘルボーイから逃げようとします。
暗い地下鉄のトンネルで激しく戦うヘルボーイとサマエル。
ヘルボーイはサマエルをつかんで地下鉄の線路に触れ電流を流し続けサマエルを燃やしてしまいました。
ヘルボーイは火に強く炎の中でも平気なのです。
サマエルはそのままよみがえることはなく燃え尽き、ヘルボーイはマイヤーズに通信で「奴は倒した。俺は寄り道して帰る」と告げ通信を切ってしまいました。
【中盤】
べラミ精神病院にやってきたヘルボーイ。
外に出てきた女性リズに物陰から話しかけ、2人でベンチに座ってビールを飲みます。
ヘルボーイはリズに「君が出て行ってから父さんは機嫌が悪い。帰ってきてくれ」と伝えるもリズはそれは無理だと伝え、病院に入ってから発火能力を操れるようになったのでもう来ないでほしいとヘルボーイに告げます。
ショックを受けるヘルボーイ、そこにマイヤーズが迎えに来て彼らは超常現象調査局に帰るのでした。
一方、資料館ではエイブやブルーム教授が監視カメラ映像で何が起きていたかを調べていました。
そこにはラスプーチンやイルサらが封印を解いてサマエルを呼び出す姿が映っています。
そこで急に苦しみだすブルーム教授、それを支えたエイブは彼の病気に気づきますが、教授は「病気のことはヘルボーイに言うんじゃない」と伝えます。
エイブは触るだけで心を読む能力を持っていました。
超常現象調査局に戻ったヘルボーイは、サマエルの舌が巻き付いた腕をエイブに治療してもらっていました。
腕の傷から黄色い卵のようなものが出てきて、サマエルが舌から卵を産み付けていたことに戦慄します。
その頃、べラミ精神病院の病室で眠っているリズのそばに、そっとラスプーチンが現れます。
ラスプーチンがリズの額に指先で印を描くと、リズは幼い頃にいじめられていた悪夢を見て怒りで炎を巻き起こします。
リズの体は青い炎に包まれ、爆発的にその炎は広がり病院全体が焼かれてしまうのでした。
超常現象調査局ではマイヤーズが「自分はヘルボーイに嫌われている」とブルーム教授に相談していましたが、教授は「どうかヘルボーイを守ってやってほしい。彼の姿は悪魔でも人間として生きてほしい」と語ります。
そこへリズの病院で」惨事が起きたとの情報が入り、急行する超常現象調査局の一同。
時間を経て、病院での火災で一人無傷のリズは警察に収容されていましたが何も語ることはなく、教授のはからいでマイヤーズとともに超常現象調査局に戻ってきました。
その頃、地下鉄でサマエルが残していったものがないかを調べるエイブとヘルボーイ。
暗く湿った幾重にも連なる地下通路の中、ヘルボーイが壁を壊すとその先には井戸のような貯水所がありました。
エイブは通信機をつけて貯水所の中にもぐり、中を探りますが、水中にはサマエルの卵だけでなく何かの気配がします。
泳ぎながら周囲を探っていたエイブは大量のサマエルの卵を見つけ触ろうとしますが、そのとき身につけていた魔よけが周囲のでっぱりにひっかかり水に流されて行ってしまいます。
エイブが何かを感じて振り返ると後ろにはサマエルが。
慌てて水中を逃げるエイブ、しかしサマエルは素早くあっという前にエイブに迫ります。
サマエルの攻撃に傷を負いながらもなんとか逃げおおせたエイブは、マンホールから命からがら脱出します。
一方、同じく地下を調べていたヘルボーイのもとには別のサマエルが現れますが、激闘の末、走行する地下鉄電車がサマエルを引きちぎりヘルボーイは無事地下鉄から脱出。
その後、体を引きちぎられたはずのサマエルでしたが、そのバラバラの体からは二つの光が浮かび上がり、2体のサマエルが現れます。
サマエルは体が消滅して死んだように見えても、さらに分裂して増えていくのです。
超常現象調査局に戻ってきたヘルボーイたち。
エイブは重傷を負い、回復のため水槽の中で漂っています。
しかしヘルボーイの他にも地下鉄内にサマエル調査に来ていた捜査官はクロエネンやサマエルに襲われ重体で助かる見込みはないと告げられ、落ち込むヘルボーイ。
リズはそんなヘルボーイを見ながらも愛想をつかしたかのように出かけていきます。
ヘルボーイはリズへのラブレターを書こうとマイヤーズに相談しますが、なぜかマイヤーズにも冷たくあしらわれ取り残されてしまいます。
リズはマイヤーズとカフェに出かけて行ってしまうのでした。
ヘルボーイは出かけていく二人をこっそりと追いかけます。
その頃、超常現象調査局内の別室ではサマエルとの戦いの中で死んだと思われ回収してきたクロエネンを、ブルーム教授が調べていました。
クロエネンの衣服をはがすと、おびただしく傷つけられた身体があらわになり、またその血液は砂のようになっていました。
教授が部屋を離れるとクロエネンは動きだし衣服を身に着け教授のもとに向かいます。
書庫では、教授がなぜクロエネンが動けていたのかを疑念に思い、彼が所持していた紙切れに書かれていた「セバスチャン・プラスクバ16」を調べると、それがラスプーチンの霊廟であると判明します。
そのとき、書庫の階上からクロエネンがゆっくりと降りてくることに気づいた教授。
クロエネンのそばにはラスプーチンの姿もあります。
ラスプーチンは、教授に「お前たちにヒントを与えてやった。ヘルボーイがやがてしかるべき場所に来れるように」と言い、教授の額に手を当て未来を垣間見せます。
それはヘルボーイが長く赤いつのを持ち、燃え盛る地に立ち尽くしている姿でした。
ブルーム教授は未来の映像を見ながらも、ラスプーチンに「ヘルボーイが何であろうと関係ない。彼は私の子だ」と毅然と言います。
ラスプーチンは「お前に心から敬意を払う」と教授に伝え、目をつぶって覚悟を決める教授にクロエネンが剣を降りおろすのでした。
【後半】
一方、リズとマイヤーズのデートを尾行するヘルボーイでしたが、2人のもとに黒い車がやってきて、教授に何か異変が起きたことを悟ります。
超常現象調査局に戻ったヘルボーイは教授の遺体を抱きしめうずくまるのでした。
そして教授の葬儀に表立って出ることのないヘルボーイは、大雨の中遠くから棺を見送ります。
その後、クロエネンの動きを察した一同はモスクワのセバスチャン・プラスクバ16に向かいます。
しかし現地についてから霊廟探しに迷う捜査官に対して、ヘルボーイは「案内人に聞くべきだ」と墓から棺を掘り出して、中のミイラに話しかけます。
するとミイラの魂があの世から呼び出されたかのように、ミイラがしゃべりだし霊廟の場所を教えてくれました。
霊廟の中に入っていく一同。
ヘルボーイはミイラを担ぎ、捜査官とともに。マイヤーズはリズとともに。
霊廟の中には侵入者を排除するためたくさんの仕掛けがあり、それらを切り抜けて進むヘルボーイたちですが、ある行き止まりの部屋に入ると、そこにはクロエネンがいました。
ヘルボーイは激闘の末、クロエネンを仕掛けの穴に突き落としなんとか勝利します。
一方、リズとマイヤーズはヘルボーイの話をしながら霊廟の中を進んでいきます。
洞窟のような霊廟で、2人の会話が聞こえてしまうヘルボーイはやきもきしていましたが、やがて2人はサマエルの卵があふれかえる洞穴にたどり着きました。
そっと逃げようとするリズとマイヤーズ。
しかし仕掛けにより元来た道が岩で閉じられてしまい、その音でサマエルが目覚め襲い掛かります。
洞穴を壊して2人の前に立ちはだかるヘルボーイでしたが、サマエルの数が多すぎて喰い殺されそうになってしまいます。
ヘルボーイを心配したリズは、マイヤーズに「私をひっぱたいて」と強制し、はたかれた痛みと怒りで炎を巻き起こしサマエルと卵を焼き尽くしました。
洞穴の中をすべて燃やし尽くしリズは気絶し、重傷を負ったヘルボーイも炎の勢いで打ち付けられたマイヤーズもみな意識を失います。
ヘルボーイが目覚めたとき、そこは広く岩に囲まれたような聖堂のような場所でした。
リズは岩の台に生贄のように乗せられ、ヘルボーイとマイヤーズは両腕を太い鎖につながれています。
眼前には儀式を進めているラスプーチンとイルサが。
ラスプーチンは、ヘルボーイに「悪魔であるお前が真の名を名乗れば冥界の扉が開く。名乗らないならこの女の魂を抜く」と言い、リズに手を伸ばします。
葛藤するヘルボーイでしたが、ついには折れ悪魔の名を口にします。
するとヘルボーイの角がみるみる伸び、体は炎を帯びて本物の悪魔のような姿に。
そしてヘルボーイが医師柱に太い腕を差し込むと、冥界への扉が開き闇の奥からタコの足のような魔物の姿が垣間見えます。
そのときマイヤーズは、ブルーム教授が持っていたロザリオをヘルボーイに投げ渡します。
それを受け止めたヘルボーイの手のひらには、聖なる炎に焼かれたかのように十字架の焼き印がつけられヘルボーイは我に返りました。
ヘルボーイは悪魔のように伸びた自分の角をへし折り、その角でラスプーチンの腹を突き刺します。
そしてヘルボーイの力により開いていた冥界への扉は閉じ、ヘルボーイはリズを抱えてマイヤーズとともに逃げ出します。
洞穴を通り抜けて出口に向かう3人でしたが、聖堂の方からタコの足のような触手が伸びてきてヘルボーイに巻き付き聖堂へ連れ戻してしまうのでした。
そのタコの足は悪魔に取り憑かれたラスプーチンの腹を突き破って出てきた化け物でした。
なんとか化け物と戦おうとするヘルボーイですが、打ち勝つことが難しく、苦肉の策で手りゅう弾のピンを抜いて化け物の口の中に飛び込みます。
化け物の腹の中から大爆発が起こり化け物はバラバラに。
ヘルボーイはほぼ無傷でリズとマイヤーズの元に戻ります。
まだ意識を失ったままのリズでしたが、ヘルボーイが耳元で何かささやくと目を覚まします。
そしてヘルボーイを抱きしめ、「あなたの声が聞こえた」と言い2人は深いキスを交わすのでした。
リズの感情の高揚で青い炎に包まれる2人。
リズに密かに思いを寄せていたマイヤーズは、炎に包まれる2人をじっと見つめるばかりでした。
ここまで、映画「ヘルボーイ(2004)」の魅力やあらすじを説明しましたが、いかがでしたか?
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