「ゴーストシップ」は2002年公開のアメリカ・オーストラリアのホラー映画です。
ありそうでなかった幽霊船をホラーロマンたっぷりに描き出した王道オカルト。
ホラー好きなら通っておいてほしい、ワクワクするような典型的なホラーの演出が図晴らしい一作です。
幽霊船を題材にしたホラーって、意外に名作と言えるものはないんですよね…。
2000年代前半に発表されたこちらは、幽霊船の怪談話をそのまま映画に切り出してくれたホラー好きにたまらない仕上がりなんです!
製作にはロバート・ゼメキスがたずさわっています。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズをはじめとした、「フォレスト・ガンプ/一期一会」「キャスト・アウェイ」と映画史に残る名作を数多く打ち出したロバート・ゼメキスにとって、本作はヒット作品というほどではないかもしれません。
でも冒頭からホラー好きをそそる演出、分かりやすい伏線なのにラストでニンマリさせてくれるチープで悪だくみたっぷりなストーリー展開のテンポの良さは絶妙!
期待を裏切らず「幽霊船と言えば」の世界の謎「マリー・セレスト号事件」をしっかり取り入れてくれているところも評価高めです!
マリー・セレスト号事件とは…
19世紀後半、世界を震撼させた謎の失踪事件、それが「マリー・セレスト号事件」です。
1872年、大西洋上で、乗組員も乗客も一人残らず姿を消した船「メアリー・セレスト号」が発見されました。船は航海可能な状態であり、食料や水も十分に残っていました。しかし、船長以下全員がなぜ船を放棄したのか、その理由は今日まで解明されていません。
大きな謎とされているのは以下です。
・船は損傷なく、帆を張ったまま航行可能な状態だった。
・乗組員の私物はそのまま残されていた。
・食事の用意がされていた形跡があった。
・救命ボートは1艘だけなくなっていた。
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映画【ゴーストシップ】のクレジット
スタッフ
監督 スティーヴ・ベック
脚本 マーク・ハンロ、ジョン・ポーグ
製作 ロバート・ゼメキス、ジョエル・シルバー、ギルバート・アドラー
製作総指揮 スティーヴ・リチャーズ、ブルース・バーマン
キャスト
モーリーン・エップス – ジュリアナ・マルグリーズ
ショーン・マーフィー – ガブリエル・バーン
ドッジ – ロン・エルダード
ジャック・フェリマン- デズモンド・ハリントン
グリーア- イザイア・ワシントン
サントス- アレックス・ディミトリアデス
マンダー- カール・アーバン
ケイティ- エミリー・ブラウニング
フランチェスカ- フランチェスカ・レットンディーニ
【ゴーストシップ】あらすじ
冒頭ー
西暦1962年5月、アメリカへ向けて出航したイタリアの豪華客船アントニア・グラーザ号の船内は輝かしい雰囲気でした。
舞踏会のような豪華なパーティー。
そんな中で一人で乗船していた少女は華やかな大人たちに馴染めず独りぼっちです。
見かねた船長が彼女に声をかけ、ダンスに誘います。
船長の肩までも届かない身長の彼女でしたが、船長は優しく彼女をリードします。
しかし船の片隅で帆を張っているワイヤーがきしみ、ついには切れて恐ろしいスピードで乗客たちにワイヤーの切っ先が向かっていきます。
船上の客たちは胴体をばっさり。
少女は身長が低いので切断をまぬがれたものの、ダンスしていた船長を見上げると、顔半分から切り落とされゆっくり崩れ落ちていくのでした…。
現代ー
アントニア・グラーザ号の謎の失踪から約40年後、海難救助船アークティック・ウォリアー号の乗組員たちは酒場で不思議な青年に出会います。
頼りなさそうなその青年は過去に謎の失踪を遂げたアントニア・グラーザ号を発見したと言い、そこに眠っている金塊を見つけ出すためにアークティック・ウォリアー号の力を貸してほしいと頼みます。
金塊の山分けを条件に引き受けた乗組員たちは早速海へ乗り出し、失踪したはずのアントニア・グラーザ号に乗り込むのでした。
船内は荒れ果てているものの、忽然と人々が消えてしまったような不思議な状況でした。
乗組員たちは手分けして船内を調べます。
それぞれが船内で不思議な体験をします。
特に、乗組員の中で唯一女性でありながら男性に引けを取らない気の強さと有能さで船長の片腕であるエップスは、船内で少女の幻影を目撃し、不審に思っていました。
結局、1日目で一行は不思議な体験をしながらも簡単に金塊を見つけることができました。
その晩、アントニア・グラーザ号につないだ自分たちの船で宴会をして金塊発見を喜び合う一行。
しかし呪いが彼らに及び、不可思議な力によって彼らの船が爆発してしまいます。
行き場のない彼らは仕方なく、アントニア・グラーザ号に再び乗り込みますが、エンジンも壊れてしまった船なので陸に向かうことが出来ません。
乗組員たちはそれぞれ、船を動かす方法を調べ始めます。
しかしまた、船の呪いが少しずつ彼らを襲い始めます。
少女の亡霊に船の惨劇を聞かされるエップス、前船長の亡霊に真相を聞かされ発狂していくショーン、亡霊女に魅了され奈落へ落ちていくグリーア…。
彼らが船の危険に焦りだしたときは既に遅し。
船は彼らを飲みこもうと牙をむきますが、本当の黒幕は意外な人物でした…。
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【ゴーストシップ】ネタバレ感想
古典なオカルト|安心して見れる良質ホラー|食事中はおすすめできない
ありそうでなかった幽霊船ホラーを、ホラーファンが希望する世界観のままに映画化してくれた本作。
典型的なオカルトホラーに仕上がっており、じわじわ忍び寄る恐怖。
ただの怖い話かと思いきや、いきなり突拍子もない設定へ進んでいく「これ何の話だっけ?」的なぶっとび感。
黒幕の意外さと、ワクワクする破滅的な結末、そして過去の真相。
そして一件落着!と思いきや、ラストであっと息を飲んでしまいそうになる恐怖。
オープニングからエンディングまで、「ホラーと言えば」の期待を思いっきり詰め込んでくれた古典的なオカルトホラーの名作です。
ひとつひとつのシーンも映像、演技など丁寧に仕上げられているので違和感なく一気見できてしまいます。
特に冒頭で呪われた船で乗客たちが一瞬でワイヤーに胴体を切断されてしまうシーン、ラスト近くの真相が暴かれたシーンで金塊狙いの悪党たちが乗客を残酷に殺していくシーンなど、どれもリアルに仕上げられており、知らず知らずに見入ってしまいます。
そしてトラウマになりそうな有名シーンがもうひとつ。
船内を調べていた乗組員2人が食料を見つけがっつくのですが、船の呪いに幻覚を見せられていた彼ら。
実は食べていたのはウジ虫びっしりの缶詰だったのでした…。
人によっては結構トラウマになるので、食事中は観ないことをおすすめします!
「幽霊船」の期待を裏切らない世界観|クラシックあふれる演出と衣装も良き
古典的なホラーにどっぷりつかれる本作は、その世界観の作りこみは秀逸です。
1960年代をひしひしと感じる映像、衣装、歌手たちのパフォーマンス、すべてが相まって知らず知らずにゴーストシップの世界に入り込んでしまいます。
古典ホラーってマニア向けっぽいのでハードル高いのですが、
本作は現代風に古典ホラーっぽい作品に仕上げられているのでとても見やすいんです!
私は映画が好きなのですが古典映画など、「映画好きだからこそ」みたいなのはハードル高くてあまり見れません。
でも本作は現在向けに作られた「古典映画風」なシンプルなホラーなので、見ていてワクワクしてしまいます!
特に衣装は1960年代が分かりやすく表現されていて、映画の節目節目に登場する赤いドレスの歌手。
このセクシーな女性がストーリーの重要なカギを握っているのですが、ドレスの合わせ方やメイクが1960年代っぽい!
これだけで時代を感じることができます。
古典ホラーの代表作ならこちらは必見です!
呪われた船は結局悪魔による魂の狩り場だったのですが、「悪魔」が簡単に黒幕となってしまうのもアメリカ映画ならではな設定で、個人的には嫌いではありません。
宗教観がしっかりある国だからこその設定なのでしょうね。
悪魔が黒幕だからこそ、ラストで呪いが繰り返されていくであろう流れがまたしっくりくるんです。
【ゴーストシップ】考察|運命には逆らえない?自分は助かるべき?
ラストがとても印象的な本作。
「悪魔が黒幕」という点でやや安っぽい展開と設定であることは否定できません。
でもラストは期待を裏切らないバッドエンドにしてくれるので、逆にワクワクしてしまうホラーファンも少なくないはず。
運命の恐ろしさを描き出していると言ってもいいのかもしれません。
また自分を犠牲にした(しようとした)乗組員たちの絆と、それが無意味であったという皮肉もうまく描かれています。
立ち向かうことで意味あることと、無意味に終わることをどう結論付けるのか、まるで「自分で整理してくださいね」と運命をゆだねられているかのように締めくくられているのです。
まとめ|ホラーファンは通っておきたい
安っぽい設定など評価がイマイチではありながら、古典的なホラーの世界観を徹底して描いた本作は、ホラー好きなら見ておくべき作品です。
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