「着信アリ」は2004年公開のホラー映画です。
大ヒットホラー映画であり、続編で「着信アリ2」「着信アリFinal」ハリウッドでのリメイク版「ワン・ミス・コール」も公開されるほどの人気作。
それも納得、日本が誇る狂気とバイオレンスの鬼才、三池 崇史監督が本作を手掛けています。
三池監督だけあって、エグめのシーンも印象的(多くはないですが)。
主人公の女友達が、テレビ生中継中に絶叫しながら体をねじ切られ悪霊に惨殺されるシーンは、ホラー映画に多少免疫があっても、なかなか忘れられません。
三池 崇史監督は「オーディション」でバイオレンスとホラーのジャンルで世界に衝撃を与えました。
「悪の教典」「藁の楯」「テラフォーマーズ」「怪物の木こり」などなど、狂気全開の映画が多めな印象ですが、以外にも「ヤッターマン」「ラプラスの魔女」などの親しみや癒しのある作品も結構あります。
本作は次世代の通信手段として携帯電話が広く普及してきた頃で、ショッキングでありながら実際に都市伝説としてありそうなストーリーで、とても話題になりました。
数十年前の「不幸の手紙」によく似た設定なので、人は関心をひかれやすいところがあるのかもしれません。

次世代の通信手段でのホラー映画としては、携帯の次にはパソコン上でのZOOMやテレビ会話です。
こちらのジャンルでもホラー映画の話題作はいっぱいです!




映画【着信アリ】を配信しているVOD一覧
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映画【着信アリ】のクレジット
スタッフ
監督 三池崇史
脚本 大良美波子
製作 黒井和男
キャスト
中村由美 – 柴咲コウ/子供時代:山田さくや
山下弘 – 堤真一
水沼菜々子 – 清水聖波
丘 – 岸谷五朗
土屋里奈 – 伊藤かな
山下律子 – 竹花梓
岡崎陽子 – 永田杏奈
河合ケンジ – 井田篤
小西なつみ – 吹石一恵
天道白水 – 花木薫
藤枝一郎 – 松重豊
水沼マリエ – 筒井真理子
本宮勇作 – 石橋蓮司
【着信アリ】あらすじ
心理学を勉強している女子大生の由美は、なつみや陽子のとともに合コンに参加していました。
そこに遅刻しながらもやってきた陽子は喪服。
友達の葬式に出席してきたという陽子は、合コン中に居酒屋で喪服を着替えており、着替え中に携帯に着信が入ります。
陽子自身が認識していない着メロで不審に感じながら留守電を確認すると、なぜか2日後の日付での着信で、留守電のメッセージは陽子の絶叫している悲鳴でした。
その場では恐ろしくなった由美たちでしたが、その後合コンを楽しみ解散します。
陽子は合コンで仲良くなった男性と海に行く予定だったため、水着を買いに行く予定で由美たちに電話してきます。
その電話が、ちょうど留守電に陽子の悲鳴が録音された未来の着信の日時でした。
陽子は、留守電とまったく同じ悲鳴をあげて線路に落下して電車に轢き殺されてしまいます。
由美やなつみは、悲しみにくれながら陽子の葬式に参列しますが、そこで「自分自身の携帯番号から未来の日付で呪いの着信がはいり、その時間に殺される。その携帯電話に登録されている連絡先から、次の呪われる人間がランダムに選定され、延々続いていく」という恐ろしい都市伝説ような話を耳にします。
由美は、同じ大学にいる死んだ陽子の彼氏に警告に向かいます。
由美がその話をしている最中にその男性は例の電話を受けてしまい、エレベーターのある場所で混乱。
そのとき急に男性の後ろでエレベーターの扉がふっとひらき、中から伸びてきた手に男性は引っ張られ転落死してしまいます。
由美となつみは、着信が来たら死ぬ、と悟り携帯の電源を切ってしばらく乗り切ろうとします。
しかし電源が入ってないはずのなつみの携帯から着信メロディが流れます。
しかしそれは電話ではなく、写真画像でした。
大学内ではこの噂でもちきりになり、友達だと思っていた女性たちはみな、なつみを電話帳から消し、なつみ自身にも電話帳から自分たちの情報を消してくれと頼んでくるほどの無人情なカオス状態に。
次々と起こる死を伴う事件にメディアもいろめきたち、なつみに霊能番組出演の依頼が飛び込んできます。
死の予告を受けているなつみを守るため、霊能者を手配して死の予告時間を迎えよう、という企画です。
由美は、自分たちよりテレビ番組を受け入れたなつみに寂しさを感じますが、それよりも彼女を助けようと必死です。
そんな由美のもとに、山下という男性が訪れます。
彼の妹は、陽子と同じ状況と同じ呪いで亡くなったと思われるため、山下がその謎を解くために友人の由美を探し当てたのでした。
由美と山下は、この事件に関わっている可能性が高いであろう病院を見つけ出し、その病院の救急外来にしょっちゅうかかっていた母子にたどり着きます。
まりえという母親には2人の娘がいたのですが、子供の救急外来の頻度が高すぎたあまりに、病院の中ではその母子に虐待の噂もありました。
由美がその真相を追っている中で、いよいよなつみの死の予告時間が迫ります。
マスコミは生放送でなつみの死の予告をエンターテインメントに仕上げたいので、霊媒師のコメントや心霊現象の話で盛り上げているばかり、なつみの恐怖には取り合ってくれません。
しかしいざ死の予告時間になったとき、霊能者はふきとばされ、天井からゆっくりせまってきた黒い霊の姿が見えます。
生放送中なのですべてをカメラが撮り続けます。
なつみはそのまま体をひねりあげられ、生放送中に絶叫しながら首をねじ切られてしまい…。
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【着信アリ】生放送中のホラーシンは衝撃的|虐待への分かりやすい風刺


エグめのホラーシーンで目を離せない前半
呪いの着メロで、自分の死亡シーンの声(もしくは画像)を受け取ったら、その着信時間に死ぬ。
「リング」を彷彿とさせる、ジャパニーズホラーと都市伝説あるある、とっつきやすいホラー映画です。
着メロを受け取り、順番に死んでいく…という謎に満ちた前半はかなり怖い。
しかも死に方が結構エグめで、恐怖でおかしくなりそうな状態を盛り立てるような死に際ばかり。
特に、主人公由美の友人なつみが呪いにより殺されるシーンはなかなか忘れられません。
呪いをエンタメにしたいメディアにより、生放送中に「着信した時間(死の予告時間)」を迎えることになってしまう、なつみ。
有名霊媒師がいることで安心していたなつみですが、実際にはなつみの恐怖など誰も取り合わず、テレビの進行通りに番組が進むだけ。
そして、いざ呪いの着信の時間が近づくと、霊媒師は全く役立たず。
なつみのそばにはそっと女の霊が忍び寄ります。
結局その時間がきたとき、なつみはテレビカメラの前で絶叫しながら体をねじ切られ、首をちぎられてしまうのでした…。



天井をはってくる幽霊はホラー映画に慣れていればまったく怖くないショボさなのですが。助けを求めながら体をねじ切られていく女の子の姿は結構きついです…。さすがの三池監督…。
全体的にエンタメ要素の強いホラーなので、「怖がらせるためのホラー」と思える演出が多いです。
真に恐ろしい「生きている人間の業の深さ」とその呪いも後半で描かれてはいますが、エンタメ要素にかき消されている感がぬぐえません。
三池監督のショッキングさが良く出ている映画でもあり、そのせいでメッセージ性が埋もれてしまっている気もします。
生きている人間の怖さを描いた映画なら、こちらが秀逸!


謎解きは無理やり感あり、「リング」を思い出す終焉


映画の後半部分は、「なぜ呪いの着信連鎖が起きてしまったのか」を、主人公由美と中年男性の山下が解き明かしていくのがメインです。
ストーリーのキモとなる「呪いの理由」。
本作であれば、なぜ携帯に着信を受けたものは残酷に殺されてしまうのか、その着信はどこからやってきているのか、を追求して由美と山下が暗中模索していきます。
調査開始から早々に、呪いを引き起こしたのは、虐待を行っていたある母親ではないかとの可能性が出てきます。
その母親は、双子の娘に日常的に陰湿な虐待をはたらきそれを世話する母親自身を被害者に見せようとする精神疾患にかかっていました。
由美と山下は、なんとかその母親の亡骸と発信元の携帯電話にたどりつき、助かったと思われました。
しかし、実際に狂っていたのは虐待を行っていた母親ではなく、その双子の片割れだったのです。
結局由美は助かったわけではなく、呪いにかかってしまったというバッドエンド。
前半からの呪いの理由が不明の状況は、登場人物はもちろん見ているこちらも混乱しそうな恐怖を感じます。
しかし、謎に近づいてほどリアリティに欠けていく点も多く、ホラーをエンタメ化した感がどんどん強くなるのが残念な所。
原作が秋元康だけあって、怖さに焦点はあまり当たっておらず、キャストの魅力やドンデン返しに力を注いでいる印象です。



ホラー映画好きからすると、中盤以降は怖さ激減。
伏線回収のために見ておこうかな、と思ってしまう残念さを否めないストーリーです。
邦画ホラーの名作「リング」も呪いの連鎖を描いていました。
「リング」では、呪いを終わらせたかと思いきや、実はそんな簡単に解決できるものではなく、結局呪いに翻弄されるしかない人々を描き切っていました。
本作も基本的には「リング」と同じ流れです…。
考察|虐待への警鐘


近年の虐待による悲しい犠牲のニュースも記憶に残る昨今。
そんな虐待への風刺、警鐘も含んでいる映画です。
謎解きの序盤で呪いの主犯と考えられたのは、日常的に隠れて子供を虐待しているシングルマザーで、彼女は子供のけがや喘息を心配している自分自身を被害者のように演出することに取り憑かれ病んでいました。
本作では結局母親の病気や、双子の片割れがサイコパスだったことに焦点を当てられていますが、結局被害者は子供です。
虐待は外からは見えにくいので、それによって生み出される惨劇をホラー映画で描き出した、というところでしょうか。
虐待を描いた映画も数多くありますが、中でも近年の映画でも最も悲しくて恐ろしいのが実話をもとにした「子宮に沈める」。
他にもネグレクトをリアルに描き出した「誰も知らない」は非常に有名です。



有名な映画ではありますが怖くて見たことはありません…。
まとめ|エンタメホラーの骨頂
「着信アリ」は邦画ホラーの中でも有名作品のひとつです。
分かりやすいストーリーと、ショッキングなシーンでがっつり心を持っていかれます。
ホラー映画好きなら一度は通っていおくべき作品です。
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邦画ホラーならこちらも見ておこう!




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