「サイド・エフェクト」は2013年に公開された、アメリカのサイコスリラー映画です。
「オーシャンズ」シリーズや「コンテイジョン」などでの巨匠スティーヴン・ソダーバーグの作品です。
あまりにも有名な作品が多い監督だからか、本作はそこまで有名ではないかもしれません。
「抗うつ薬の副作用」をテーマにストーリー展開していくかと思いきや、まったく予想外の方向に進むどんでん返しは、ソダーバーグファンにはたまらない爽快感があるくらい。

「サイド・エフェクト」とは和訳で「副作用」。
その意味がジワジワ来るサスペンスの名作!
「リプリー」のジュード・ロウ、「キャロル」のルーニー・マーラ、「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズと、いずれも数々の映画賞でノミネートや受賞歴のある名優が集まっているのも見どことろです。
思いっきり謎めいた映画に没頭したいとき、最高の映画です。
謎めいたちょっと怖いおすすめ映画、あります。


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映画【サイド・エフェクト】のクレジット
スタッフ
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 スコット・Z・バーンズ
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、グレゴリー・ジェイコブズ
スコット・Z・バーンズ
製作総指揮 ダグラス・ハンセン、マイケル・ポレール、ジェームズ・D・スターン
キャスト
ジョナサン・バンクス博士 – ジュード・ロウ
エミリー・テイラー – ルーニー・マーラ
ヴィクトリア・シーバート博士 – キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
マーティン・テイラー – チャニング・テイタム
ディアドラ・バンクス – ヴィネッサ・ショウ
マーティンの母親 – アン・ダウド
エミリーの上司 – ポリー・ドレイパー
カール・ミルバンク – デヴィッド・コスタビル
【サイド・エフェクト】あらすじ
エミリー・テイラーは、夫マーティンがインサイダー取引で服役しており、そんな状況に追いやられマーティンの出所後もうつ病に苦しんていました。
そしてついに自殺未遂をはかってしまうエミリー。
彼女は救急搬送された病院で、精神科医ジョナサン・バンクスの診察を受け、抗うつ薬の処方を受けます。
しかしその薬では効果が見られず、エミリーの元主治医ヴィクトリア・シーバートの助言で、新薬「アブリクサ」を試すことになります。
アブリクサの服用により、エミリーは一時的に回復したように見えましたが、徐々に夢遊病の症状を示し始めます。
ある夜、彼女は夢遊状態のまま夫マーティンを刺殺してしまいます。
彼女はその時の記憶がありませんでした。
バンクスは「薬の副作用(=サイド・エフェクト)」であると至り、殺人罪で起訴されたエミリーを「薬の副作用による無意識下での犯行」と主張し、結果的に彼女は無罪となります。
しかしその無罪は彼女が精神疾患により責任能力の欠如が認められたためであり、エミリーは精神科病院に収容しなければいけなくなるのでした。
ヴィクトリアのアドバイスで薬を処方したバンクスは事件に不審を抱き、独自に調査を開始します。
調査の中で、エミリーが語っていた同僚が実際には存在しないことを知り、彼女の症状や行動に矛盾があることを突き止めていきます。
さらには、ヴィクトリアとエミリーが恋愛関係にあり、共謀してマーティンを殺害し、保険金の不正受領ばかりでなくアブリクサの株価操作まで行おうとしていたことが明らかになります。
すべてを知ったバンクスは、エミリーヴィクトリアを、彼女たちが仕掛けた以上の恐ろしい罠にはめようと画策し…。
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ネタバレ感想と考察|ソダーバーグの罠にはまれる最高のサスペンス
ストーリーが二転三転…予想は必ず裏切られる!


ソダーバーグの魅力を痛感できる本作。
「オーシャンズ」シリーズや「コンテイジョン」、「トラフィック」などなど、数多くの名作で知られるスティーヴン・ソダーバーグ。
その魅力は、物語のジャンルや方向性を変化させながらも、吸引力が強すぎて目を離せない面白さです。
本作に関して言えば、冒頭は「社会派ドラマ」。
患者を治療しようと必死な、勤勉で誠実な医師の奮闘を描きます。
それが徐々に「心理サスペンス」へ変貌。
患者の夫が刺殺されたことにより、患者を守ろうと頑張った医師が気づいてしまう真実のかけら…。
そこから瓦解が始まります。
そしてラストに向かって「法廷スリラー」と「陰謀劇」へストーリーは変化し、ハッピーともアンハッピーとも言えない結末にたどり着きます…。
この流れに違和感なく没頭できるように作りこまれているのが、ソダーバーグの素晴らしさです。
「オーシャンズ」シリーズも同じく、エンタメ重視でありながら、ヒューマンドラマを程よく入れていたり、全体のストーリーに違和感のない謎解きをスパイスのようにきかせたり。



「映画を楽しんでる人の作った映画だな~!」って思えます。
映画に没頭したいときに見るべき、ハズレなしの監督です。
特に魅了されるのは、見ているこちらの心理が操作されているように感じるところ。
最初エミリーに同情していたのに、視点が変わることで真逆の感情に変わる…。ラストまで揺さぶられます!
実力派キャストが全員クセ者


監督ソダーバーグだけでなく、キャストが強すぎるのも魅力です。
ルーニー・マーラ
エミリーを演じるルーニー・マーラは、うつ病に苦しむ女性の繊細な心理を見事に表現しています。
エミリーの葛藤や不安がとてもリアルに伝わり、あっという間に引き込まれてしまうこと間違いなし。
ジュード・ロウ
バンクス医師を演じており、医師としての責任と個人の信念の間で揺れる姿をリアルに描いています。
医師だからこその苦悩と決意が印象的で、作中では「誰が誠実で誰が悪者なのか?」が徐々に分からなくなっていく混乱を良い意味で惹きたてています。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
初登場時は「エミリーをよく知る良識ある精神科医」として現れ、「この人は悪者じゃなさそう」と思える雰囲気をかもしだしているのがキャサリン・ゼタ=ジョーンズの演技力。
セリフの少ないシーンでも、視線・仕草・口調に圧倒的な説得力ある演技で、ストーリー自体では悪者になるはずの彼女が、ラストまでミステリアスな存在となっています。
チャニング・テイタム
エミリーの夫役であり、ある意味いちばん裏切られるかもしれない役回り。
肉体派のチャニング・テイタムが新たな境地を切り出したとも言える、良役です。
まとめ|サスペンス好きなら必須の名作


スティーヴン・ソダーバーグのセンスが光るサスペンス。
サスペンスやミステリー好きなら、見れば満足するはずの良作です。



役者あっての名作です!
ルーニー・マーラの善人にも悪女にも見えそうな雰囲気は特に注目です。
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